担当と私 ~別れ~
今回書いていくのはタイトルにもあるように私が田口担を降りた時の話です。
事の始まりは2015年11月24日でした。
当時高校生だった私は部活をしており、その日も遅くまで練習をしていました。
急いで帰り急いでテレビをつけ、ベストアーティスト(以下ベスア)を見ていました。もう始まっていたベスアを初めから録画のジャーニーズだけ見ながらリアルタイムに追いつこうとしていました。
やっぱジャニーズかっこよすぎだろ、とか思いながら楽しく見ていたらいきなり色んな人からLINEが届きました。
「いきてる?」
「大丈夫?」
みんなが口を揃えて私を心配しています。まだその頃は違うジャニーズを見ていたのでなんでそんなに私を心配しているんだろう、という疑問と底知れない不安が私を襲いました。
私は急いで録画からリアルタイムに切り替えました。
テレビに映っていたのは赤い衣装を身にまとった画面いっぱいの田口くんでした。いつもの笑顔ではなく深刻な顔をした田口くんがカメラに向かって話していました。
「私、田口淳之介はKAT-TUNを離れ、来年春にジャニーズ事務所を退社します。30歳を目前にして、自分自身の人生の歩み方を考えた上で、メンバーの皆さんには本当に申し訳ありませんが、自分の道を進まさせていただくことにしました。今まで応援してくださったファンの方、スタッフの方々、支えていただいて、感謝しています。ありがとうございます」
言っている意味が分かりませんでした。
KAT-TUNから離れる?退社?何を言ってるの?いつもみたいに「うそうそかわうそ!」とか言っちゃうんでしょ?でもその冗談はさすがに叩かれちゃうよ!
とか思いながら見ていましたが、誰も冗談とは言ってくれませんでした。何よりほかの3人の顔がその時起きていたことが事実だということを物語っていました。
よくわからないままKAT-TUNの曲が始まりました。亀梨くんも上田くんも中丸くんもどこか不安そうな表情で歌ってる中、田口くんはどこまでも完璧なアイドルでした。事の深刻さにまだ気づいてない私の1部は軽率に田口くんかっこいい、尊い、とか思っていました。
混乱のままベスアを見終わった私はふと2年前のことを思い出しました。
皮肉なことに2013年ベスアで私を沼に引きずり堕とした田口くんは2015年同じベスアで急すぎる別れを告げてきたのです。
唐突な別れに私はその日は涙を流せませんでした。とりあえず無理矢理自分をベッドの連れて行き現実を逃避するように目をつぶりました。でも結局その日は一睡も眠れませんでした。
非常なことに日常は私の気持ちなど関係なしにやってきました。家にいても落ち着かなかったのでいつもより2本早い電車で部活の朝練習にいきました。
一番に部室につき、一人で練習をしていたら、友達が来て「大丈夫?」と声をかけてくれました。何でかはわかりませんがその瞬間涙があふれました。それまで流せなかった分いやというほど涙を流しました。
(泣きすぎてまったく練習ができませんでした。当時の先輩方や部員には申し訳ない気持ちでいっぱいです…笑)
それからしばらくは田口くんがいなくなったらどうやって生きていけばいいのか、ということを真剣に悩んでいました。それでも不幸中の幸いなのか、田口くんは3月31日までKAT-TUNにいるということだったのでまだ4ヶ月ほど時間はありました。
その4ヶ月間いろいろ考えました。なんで田口くんは脱退という道を選んだのか、なんで今なのか、なんで脱退される側がつらいことを知っているはずなのにそれをしてしまうのか、これからKAT-TUNはどうなってしまうのか。疑問を大量に抱えながら日々を過ごしていきました。
どんな道でも田口くんの決めたことだからそれを応援しようと無理に納得する日もあれば、次の日にはやっぱり田口くんにはずっとKAT-TUNにいてほしいと悲しみ、その次の日にはなんであんなにKAT-TUN好きっていってたのに離れるの?意味わかんないと怒っていました。日々変わる気持ちの中で唯一変わらなかったことは田口くんが誰よりも好きだ、ということでした。脱退が決まってからの田口くんは悔しいほどにかっこよくて、むしろ3月31日に近づくほどにきらきら輝いた完璧なアイドルになっていっているような気さえしました。
私の愛したKAT-TUNの田口淳之介は最後の最後までその姿を見せつけてくれました。
4人での最後のMステでは最初4人で『Real Face』を歌った後に、3人だけで『君のユメ 僕のユメ』を歌いました。Real Faceのあとどこかに消えていってしまう田口くんを見て胸が引き裂けるような悲しみに襲われたし、いないとわかっているのに君のユメ 僕のユメではずっと田口くんの姿を探していました。最後まで涙なんか一滴も流さずにタモリさんから花束を満面の笑みで受け取る田口くんをみて、「これが私の大好きな田口淳之介だ」と感じてしまいました。
素直に田口くんの脱退を見送れたか、といわれると全然そんなことできなかったと思います。3月31日までこれは嘘なんだって思っていたかったし、時間が永遠に止まってしまえばいいと本気で願っていました。
4月1日の朝、周りの景色は笑っちゃうくらいに何も変わっていなくてまた4人でしれっとテレビとかに出てくるんじゃない?とか思っていました。ジャニーズネットのKAT-TUNのページを開いた時に田口くんの紹介が消えていたのを見てもう戻ってこないんだな、と諦めました。
そこからしばらくして田口くんがいろんなところでSNSに出てくるようになりました。それを見て「野生の田口くんだ!」とか「最強な一般人が現れた!」とかはしゃいでいました。また田口くんを見れたことの喜びともう”KAT-TUNの”田口くんではないんだなという悲しみの気持ちでぐちゃぐちゃでした。
KAT-TUNの3人を見ていてもどこにも田口くんはいないのに探してしまう自分がつらくて、そこからだんだんKAT-TUNを私は離れてしまいました。
時々今でも田口くんが今でもKAT-TUNだったらどんなに幸せだっただろう、と考えてしまいます。
6人がまだ全員KAT-TUNだったらどんな素晴らしい景色が見れたんだろう、とか考えても意味のないことを想像してしまいます。
そんな感情を渋谷すばるくんの脱退をうけてどうしても発散させたくて今までブログを書いていました。それらを読んでくださった方々には本当に感謝です。
これからもブログはちまちま書いていこうと思っているのでそちらも見てもらえれば光栄です。
最後に…
田口くん、2年とちょっとの間私に青春をくれてありがとう。田口くんを好きでいられた2年は最高に楽しくてかけがえのないものです。今でもKAT-TUNを離れたことはちょっと許してないけど…笑
私は田口くんの笑っている姿が何よりも好きでした。だからこれからどんなことがあっても絶対に笑顔を忘れないでね。
こんなところに書いても伝わらないってわかってるんですけどどうしても書きたかったので書いておきます。余談ですが関ジャニの番組で前に益若つばさちゃんが来ていたんですよ。昔、渋谷すばるくんのファンだったらしくそこで
「青春をくれてありがとうございました」
っていっているのを見てすごいうらやましかったんですよ。本人に直接そうやって言えた人って数少ないと思うんです。だからそれを伝えられた益若つばさちゃんってすごい幸せだったと思うし、ヲタクの感謝を伝えてくれた気がして私も嬉しかったんです。
最後に全然関係ないことを書いてしまいましたが何が言いたいかって田口くん大好きだよ、ありがとう!!!ってことなんですよね。
ほんとにいつまでも幸せでいてください。